Riccardo Muti / Stravinsky: Rite of Spring

ストラヴィンスキー、春の祭典の初演は1913年5月29日だったそうです。
つまり、今日でそれから100年が経過した事になります。

この曲は、当時ではありえなかった変拍子を取り入れたことで、初演時は、けが人が出る大騒動が起きました。シェーンベルクの不協和音と並んで、現代音楽の入り口と言える作品だと思います。

ポピュラー系の音楽においても、不協和音や変拍子などは、特別珍しい事ではありませんが、少なくても記録(録音)ができるようになってからの殆どの音楽は、100年前からあったルールの上で作られていて、それ以上新しいものは産まれていないのではないでしょうか。これは、音楽に限らず他の芸術作品においても当てはまる事だと思いますが…。

春の祭典で1枚選ぶとすれば、74年のショルティ、シカゴ響ですが、今日は別の作品です。

Riccardo Muti / Stravinsky: Rite of Spring
EMI ASD3807
ASD3807
これも78年ですし、この作品の優秀録音はステレオ初期よりも、暫くたってからの方が多い気がします。僕の勝手な想像ですが、作曲よりも演奏、そして録音へシフトしていった当初は、大作曲家のいわゆる定番が多かったからではないでしょうか。

作曲がやり尽くされてしまい、過去の作品を演奏するようになり、そして演奏もやり尽くされてしまった事でピリオド奏法が誕生したような気がします。

理屈的にはピリオドが正しいとは思いますが、僕はピリオドにあまり関心がありません。それは、録音として残された過去の名演だけでも、それこそ一生かかっても足りない膨大な数があるからです。また、現代の最新デジタル録音と比較しても、この時代のアナログの素晴らしさは全く色褪せない事も原因の1つかもしれません。