高音質クラシックCD10枚

普段はレコードを中心に書いていますが、たまにはCD編を。
オーディオシステムのチェックとしても使っている高音質作品を紹介します。

ヴォーカル編も掲載しました。

オーディオシステムのチェックCDとして、ヴォーカル作品を使う人は多いと思います。 人の声がどのように聴こえるか判断しやすいことと、ロック/ポップスの作品と比べ...

オーディオファイルのための高音質クラシックCD

どんなシステムで聴いても一定以上の音質で楽しめる作品と、良い音で鳴らすことが難しい作品があります。
※入手性は考慮していませんので、廃盤の作品もいくつかあります。

Irina Mejoueva / Debussy Piano Works

Irina Mejoueva_Debussy Piano Works
ピアノ作品の優秀録音にドビュッシーの作品が多いのは、その複雑な和音の世界と大きく関係しています。イリーナ・メジューエワは現役のピアニストでは最も好きな人の1人です。ジャケットの華奢な外見と異なり、打鍵の強さ、明確さを前面に出した作品です。

Helene Grimaud / Credo

Helene Grimaud Credo
エレーヌ・グリモーはこの時代が好きです。SACDで持っていますが、CD層をリッピングして聴いています。オーディオファイルには定番の作品で、表題曲のCredoの膨大な音数をどれだけ破綻せずに再生できるかに誰もが四苦八苦します。相当な難曲。

Aaron Rosand / Unaccompanied Violin

Aaron Rosand_Unaccompanied Violin
ヴァイオリンは誰にしようか悩みましたが、アーロン・ロザンドにしました。この作品はレコードも出ています。どちらも廃盤で、入手性は悪いです。演奏自体は粗が有りますが、とにかく太くて強い演奏です。パッと聴くとその強さに耳を奪われますが、空間も広く、直接音と間接音を上手く収めています。

Wanda Wilkomirska & David Garvey / Delius: Three Sonatas for Violin & Piano

Wanda Wilkomirska & David Garvey_Delius; Three Sonatas for Violin & Piano
米コニサーソサエティが出ているワンダ・ウィルコミルスカのVnソナタはどれも部屋の空気を変えてしまうような凄みを持っています。

CDもレコードも全て廃盤です。CDの方が入手性は悪い気がします。ラヴェル、プロコフィエフの作品も強力に推薦します。

Viktoria Mullova / Mendelssohn Violin Concertos

Viktoria Mullova
ヴィクトリア・ムローヴァは圧倒的にフィリップス時代が好きです。フィリップス時代は殆どが廃盤になっていますが、今のムローヴァとは全く違った魅力が有ります。

メンデルスゾーンのVn協奏曲は定番中の定番です。本作を同曲の一番手に推す人はいないと思いますが、ムローヴァの良さが良く出ている名盤だと思っています。基本的に暖色系の音色で、ヴァイオリンのきれいな響きをよく収めた作品。

フィリプスは西ドイツプレスをお勧めしますが、この作品はフランス盤しか見つかりません。この作品もレコードが存在しますが、ムローヴァの作品中でも、バッハの無伴奏と並び最入手難の1枚です。

Hilliard Ensemble / Gesualdo: Tenebrae

Hilliard Ensemble / Gesualdo: Tenebrae
ヒリヤード・アンサンブルは、英国の男声カルテットです。主に初期作品を中心としており、この作品もルネサンス期のカルロ・ジェズアルドを取り上げたものです。

いわゆる無調の作品なので、主旋律と副旋律からなる現在の音楽とは当然違和感もありますが、この無伴奏合唱は癖になる美しさで、ECMらしいヒンヤリとした雰囲気も内容に合っています。
歌い手の位置関係と、高さ方向の表現のチェックによく使います。

Martin Grubinger / Drums ‘n’ Chant

Drums 'n' Chant
低音再生の限界値を知るための作品。凄い低音です。
自宅のフルレンジではどうにもなりませんが…。

Olivier Latry / Barber, Poulenc & Saint-Saens

Olivier Latry
サン-サーンス: 交響曲第3番、いわゆるオルガンもオーディオファイルには定番の作品です。アナログ時代であれば、EMIのフレモー盤(TWO404)を第一に、同じくEMIのプレートル盤(ASD585)を第二に推します。アンセルメやミュンシュよりも良いです。

デジタル時代はこの作品です。SACDです。

Eiji Oue / Stravinsky: Song of the Nightingale, Firebird Suite, Rite of Spring

Folder
ストラヴィンスキーの一連の作品も、オーディオチェックの定番かと思います。
DGGのブーレーズ、フィリップスのゲルギエフなどもありますが、リファレンスレコーディングの大植英次の録音はダイナミックレンジで頭一つ抜けている印象です。
HDCD録音。

Seiji Ozawa / Berlioz: Symphonie Fantastique

小澤征爾 ベルリオーズ幻想交響曲
定番のベルリオーズ幻想交響曲です。どれにしようか悩みましたが、一番聴く機会の多い小澤征爾で。ライブ録音です。低域がどれだけ混濁なく自然になるか、主にスピーカーの位置決めに使っています。

以上10枚紹介してみました。

気が向いたら別の作品も紹介します。