手持ちの音源は、今でもクラシックよりロック、ポップスの方が圧倒的に多いですが、高音質作品として紹介できるものは数えるほどしか無いと思います。
好きな作品 = 好きな音 ではありませんね。
どうしてもメジャーレーベルのメジャーアーティストに偏りがちになりますが、Pink Floyd, Eagles, Steely Dan, Eric Clapton等の王道はできるだけ避けて紹介します。
過去の高音質シリーズ




オーディオファイルのためのロックCD
Allan Taylor / All Is One
英国のシンガーソングライターです。
ドイツの高音質レーベル、Stockfisch Recordsに多数の作品を残しています。どれも音質は優れていますが、作品として抑揚があまりないというか、単調な印象はあります。
収録曲のSkyという曲は冒頭の超低域とか遥か右上に展開する音場とか、オーディオ的には面白い作品です。SACDです。
Bjork / Utopia
凄いジャケットですね。
初期の作品はオーディオ的にどうこう聴くことはありませんでしたが、Medúllaとか、このアルバムはマッシブでオーディオ的な快感も凄まじいですね。
全編を通じてフルートを多用していて、今までの作品とは少し趣が異なります。
国内ではハイレゾリリースありませんが、HDTracksで96/24を入手して聴いています。
Cornelius / Sensuous
コーネリアスの作品はオーディオ的にも面白いものが結構あります。
音数が少なくてシンプルなので、音の質感の判断がしやすいことと、空間をうまく使うので、音の回り込み、低位のチェックに最適です。
少し前にハイレゾも出ています。
参考: 【e-onkyo】Sensuous
当方はCDでしか持っていません。
https://youtube.com/watch?v=_dq9b2whMqc
Rodrigo Y Gabriela / Rodrigo Y Gabriela
ジャンル的にロックにカテゴライズするのに少し抵抗がありますが、その要素は十分にありますよね。
このアルバムもオーディオファイルご用達の1枚で定番です。低域のスピード感のチェックに最適だと思います。
Radiohead / KID A
レディオヘッドは、自分が高校生の時にデビューしたこともあり、多感な時期によく聞いたバンドの1つです。
当時はトリプルギターのロックバンドという立ち位置だった記憶があります。自分の中では2ndアルバムがピーク、3rdまあまあ、それ以降あまり興味なしとなってしまいましたが、オーディオファイル的な観点で新しい作品も多少聞くようになりました。
この作品は、ちょうど興味なしとなった4枚目ですが、録音はそれまでと比べるとかなり進化しています。
Kings of Convenienceone / Riot on an Empty Street
この作品を高音質として紹介するのに抵抗ありますが、好きな作品なので。
今では割とメジャーなバンドになりましたが、デビュー作が出た2000年当時、ちょうどこのバンドが登場したUSのインディーレーベルを含めてアメリカのバンドに傾倒していた時期でした。
当時はサイモン&ガーファンクルの出来損ない位の印象しかありませんでした。Fantastic Somethingの二番煎じ的な?
忘れたころにこの作品を聴く機会があり随分成長したんだなと感慨深い思い出があります。デビュー当時と比べると録音も作品内容も大きく進化しましたね。
ロック/ポップスは初期衝動が感じられるデビュー当時の作品に名作が多いと思っているのですが、このバンドのように正常に進化して行くアーティストはこれからも応援していきたいですね。
Nils Lofgren / Acoustic Live
オーディオファイル定番作品です。収録曲のKieth Don’t Goは国内外のオーディオショウでもよく耳にします。
鳴らすのが難しいタイプではなく、どんなオーディオシステムで聴いてもよく聴こえるタイプの作品です。
Eva Cassidy / Nightbird
Eva Cassidyのライブ盤です。以前にLive at Blues Alleyというタイトルのライブ盤がありましたが、それを補完した形が本作です。
スタジオ録音と比べると、手拍子とか観客の声を含めて音場感の確認はしやすいと思います。
録音、作品内容と合わせてお勧めできます。
V.A. / Blue Coast Collection
初めて購入したハイレゾ作品だったと思います。
当時は96/24とDSD64音源が両方売っていて、珍しかったのでそれぞれ買いました。
日本国内では販売していないと思います。海外のレーベルサイトで直接ダウンロードしました。
その頃はハイレゾロックの定番作品としてよく使われていました。
記憶では録音自体は96kだったような気がしますが、今はDSD64で聴くことが多いです。
アコースティック系のロック作品を中心としたコンピレーションです。
収録曲の中では、Keith Greeninger & Dayan KaiによるImmediately Blessedがお勧めです。
Chris Jones / Roadhouses & automobiles
最後の1枚もStockfisch Recordsから。
収録曲のNo Sanctuary Hereは、オーディオイベントの定番ですね。
数々のオーディオファイル系のコンピレーションにも収録されていますので、あえてこのアルバム買う必要ないかもしれませんが。
同レーベルのSACDコンピにも同曲は収録されていますが、このアルバム自体はSACD存在しないと思います。LPは出ています。
以上10枚紹介してみました。
気が向いたらまた別の作品も紹介します。
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