SACDというと、旧作名盤をリマスターしたものが多く、新譜はそれほど多くはありません。
その中では、数少ない新譜のDSD録音、SACDおよびDSD配信を行っているのが、オランダのChannel Classicsです。
看板アーティストといえるのが、このレイチェル・ポッジャーですね。
同レーベルはDSD作品を多数リリースしています。
DSD64の配信が多いのは、SACDのリリースと兼用しているからでしょうか。
本作はDSD256録音です。
DSD配信専門サイトともいえる、nativeDSDでもしばらくの間ベストセラーとして1位の座に君臨していました。
そして、同レーベル初のアナログ作品です。
Rachel Podger / Vivaldi: The Four Seasons
Channel Classics CCS LP 6918
最近のアナログブーム、とりあえずレコードで出しましたという風潮があまり好きではなく冷めた目で見ていますが、デジタルの超優秀録音がLPだとどうなるのか興味もあり入手しました。
ふだんの再生環境だと、DSD128で聴いています。
ここまでアナログとデジタルの印象が近い作品はなかなか無いかもしれませんね。交互に聴いても違和感が全然無いです。
レイチェル・ポッジャーのDSD作品はだいたい持っています。古楽なので、有名どころだとバッハ、ヴィヴァルディの作品に集中してしてしまうのは仕方がないですし、初LPがこの四季になるのは妥当なところだと思いますが、無伴奏全集のDSD化を先にして欲しいですね。
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