前回の続きです。

Synology DS116の設定方法
1. メニュー画面を立ち上げる
HDDを取り付け、電源を入れてwebブラウザにfind.synology.comと打ち込むと、NASを見つけて、そこからソフトのインストールが始まります。
NASのIPアドレスを調べる必要もありませんし、設定はかなり簡単な方だと思います。
HDDの取り付けや最初の立ち上げ方法などは他のサイトにお任せして、ここでは主に、Volumio2(MPD)再生のストレージとして使うことに関する情報だけ紹介します。
2. IPアドレスの固定化
find.synology.comを毎回打ち込むのも面倒ですし、NASのIPは固定化した方が以後のトラブルも起こりにくいので。
コントロールパネル ⇒ ネットワーク ⇒ ネットワークインターフェース ⇒ LAN編集
任意のIPアドレスを設定します。以後、ブラウザにこのIPアドレスを打ち込めばメニュー画面にアクセスできます。
3. ファイルサービス有効化
I. 音源を保存するフォルダの作成
File Station ⇒ フォルダの作成です。フォルダ階層など各自任意で。
当方はMusicフォルダの中に、Classic、Pop、High Resという3構成です。
CD音源はクラシックフォルダと、それ以外をPopフォルダ、ハイレゾだけ別フォルダにしています。
次に必要なサービスだけを有効にします。
コントールパネル ⇒ ファイルサービス
MPDで再生する場合、Linux PCからNASへのアクセスはNFSだけあれば問題ありません。
ただし、CDをリッピングしたり、ハイレゾファイルのダウンロードなどは、別途PCが必要です。Windows PCからNASの共有フォルダにアクセスする場合は、SMBを有効にする必要があります。当方は、リッピングPCの内臓HDDをマスター音源とし、NASへコピーする時だけSMBを有効にしています。
デフォルトではDLNAサーバーや、iTunesサーバーも入っていません。今回は不要なので入れません。
II. NFSの権限の設定
これをしないと、Linux PCから音源が読み込みできません。
コントロールパネル ⇒ 共有フォルダ ⇒ 編集 ⇒ NFS権限 ⇒ NFSルールの編集
III. ラズパイ側からNFSでNASにマウントする
NASの設定とは関係ありませんが、流れとして紹介ておきます。
ラズパイはVolumio2を使っています。webブラウザからvolumio.localでアクセスし、ブラウザ上で設定できます。
設定 ⇒ マイミュージック ⇒ 新規ドライブを追加
4. LED消灯、ファンの低速化、HDDの停止など
コントロールパネル ⇒ ハードウェアの電源 ⇒ 全般
電源ボタンの照明の明るさ調節です。当方は完全消灯しています。この状態だと、背面のLAN端子も光りません。
また、ファンも最低速に設定しています。
次に、HDDのスピンオフです。一定期間HDDにアクセスが無い場合に停止状態にする機能です。音楽を聴いていないときは極力無音にしたいですね。
コントロールパネル ⇒ ハードウェアの電源 ⇒ HDDハイバネーション
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