CDリッピングにはdBPowerampを使っています。

このソフトはタグ編集もできて非常に便利ですが、DSFファイルのタグ編集では文字コードの指定ができない問題があります。
何か良いものはないか調べている過程でこのMp3tagに出会いました。
無料ソフトですが、タグ編集だけに関してはこれが最強だと思いますので、紹介しておきます。
オフィシャルHP: MP3TAG The universal tag editor.
タグ編集ソフトMp3tagについて
1.ファイルのダウンロード
まず、オフィシャルサイトからソフトをダウンロードします。
この記事を書いている時点での最新バージョンはv2.90aです。
ダウンロード先: https://www.mp3tag.de/en/download.html
有志が日本語化もやっているようですが、英語でも何ら問題ないと思います。
2.初期設定
WAVやDSFを含め、FLAC、AIFFなど主要フォーマットに対応しています。
WAVとDSFを文字化け無しで編集できる点が非常に優れています。
WAVおよびDSFファイルの文字化けを防ぐために、設定します。
ツール → オプション → タグ → Mpeg
設定は下記の通りです。
3.基本的な使い方
まず、編集したい音源を指定します。
フォルダを選択すれば、フォルダ以下全ての音源を適用することが可能です。
編集したい曲を右側から選択します。
例えばアーティストやアルバム名、ジャンル、年などアルバム共通の項目は全曲選択して一括編集します。
左上のフロッピーマークをクリックすると編集内容を保存できます。
3. タグ情報の取得
ダウンロードしたファイルを含め、後からタグ情報の取得ができます。
dBPowerampの場合は、リッピング時しかタグの取得はできませんので非常に便利です。
タグ取得はfreedbを使う方法とdiscogsを使う方法の2つがあります。
I. freedbを使って取得
e-onkyoでダウンロードしたファイルを使ってタグ編集をしてみます。
曲名が日本語になっています。
当方は全て英語で統一していますので、これを編集してみます。
作品にもよりますが、アーティストから検索したほうが良い結果が出ることが多いです。
検索結果から好ましいものを選択します。
タグ情報の確認です。この時点で編集も可能ですが、おおむね問題なければ先に適用したほうが良いと思います。OKを押します。
無事取得できました。細かい編集からここから行えばよいと思います。
II. discogsを使って取得
次にdiscogsを使った方法です。
事前にdiscogsのアカウントを取得する必要がありますが、省略します。
タグを取得 → Discogsを選択すると最初にDiscogsのサイトに飛ばされます。
パスワードを取得します。
画像はぼかしています。
先ほどのパスワードを入力すれば連動の設定が完了です。
あとは先ほどのfreedbと同じ要領ですが、こちらはアルバム名からの検索に限定されています。クラシック作品だとアルバム名から探すのが難しい場合が多いです。
4. 自動ナンバリングウィザード
地味に便利な機能です。
例えば2枚組のアルバムを1枚にまとめたいとします。
1枚目のアルバムが10曲収録、2枚目の1曲目は11曲目と設定したい時に使用します。
逆に2 in 1 のCDを別々のアルバムとして設定するときにも使えます。
dBpowerampはリッピング時の設定はできますが、後からこの機能はありません。
通常、2枚組のアルバムの場合、2枚目のアルバムはトラックナンバーが1から始まります。
また、アルバム名も最後にdisc1、disc2など分かれているケースが多いです。
適用したい曲を全部選択した状態で
ツール → 自動ナンバリングウィザードを選択
トラックナンバーが通し番号になりました。
アルバム名も統一すれば、1つのアルバムとして認識されます。
5. ファイル名の変更
当方はファイル名は極力短くしたいので、01、02、03という感じでアーティスト名や曲名は適用させていません。
後からファイル名を変更する方法です。
現在のファイル名は01、02、03となっています。
デフォルトの変換だと
アーティスト名 – album名 – トラックナンバー – 曲名
です。
これも任意の変更可能です。
とりあえずそのまま変換してみます。
グラフィックが無い硬派なコマンド再生をしているような場合は、ファイル名があったほうが選曲しやすいメリットはあると思います。
また、逆にダウンロードした音源のファイル名が無駄に長い場合に、短く設定することもできて便利です。
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