ドビュッシーの海が好きで、過去にこの作品は何度か取り上げています。
基本的にモノラル時代のレコードは買わないようにしていますが、手元にある数少ないモノ盤の1つです。
Roger Desormiere / Debussy: La Mer, Nocturnes Nos. 1 & 2
Parliament PLP110
このレコードは米盤です。
きちんとしたモノラル再生環境がないので、とりあえず買いました。
オリジナルは、おそらくSupraphon LPM-14だと思います。
(間違っていたらご指摘ください)
最も好きなピアニストの1人、スヴャトスラフ・リヒテルが絶賛していたので昔から気になっていました。
曰く「レコード史全体を見渡しても最も美しい録音。」
客観的に究極の指揮三種として、フルトヴェングラーのトリスタン、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー交響曲5番&ショスタコ8番とともに、このデゾミエールの海を取り上げていました。オケはチェコフィルです。
フルトヴェングラーとムラヴィンスキーの作品は、クラシック史において歴史的評価の高いもので、誰でも知っている作品ですが、デゾミエールについては、リヒテルが絶賛していなければ存在すら知りませんでした。
オリジナルではないので音質については言及しませんが、音色の多彩さおよび、美しさはリヒテルが絶賛していただけのことはあると思います。手元にあるいくつかの海の中では1番です。
あと10年遅かったらステレオで聴けたかと思うと残念ですが…。
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