Raspberry Piでオーディオ 2. WEB UIからの設定

前回のハードウェア編の続きです。

CuBoxが壊れて、Raspberry Piを導入したことは以前報告しました。正直、あまり期待していませんでしたが、I2S DACによる再生は侮れま...

Linuxの再生を前提にした(一部Windowsも動きますが)小型PCはたくさんありますが、恐らく世界一売れているのがこのRaspberry Piシリーズです。

数が出ているだけあり、ハードウェア、ソフトウェア共に種類も豊富に存在します。

今回はソフトウェア編です。

Raspberry Piでオーディオ再生するための設定

いきなりI2S DACでいきますが、USB DACを使う場合でも基本は一緒です。

1. ディストリビューションの選択

ラズパイで動くディストリビューションは多く存在します。全部を試したわけではありませんが、幾つか紹介しておきます。

I. Volumio

最もメジャーであり、完成度も高いと思います。いわゆるLinux特有のコマンド入力をせずに、WEB UIから大抵の設定(場合によっては全て)ができてしまいます。Volumioが使いこなせない人は、Linuxは諦めた方が良いかもしれません。

参考: Volumio – Audiophile Music Player

II. Volumio ほーりーさん改

上記、Volumioのカスタマイズ版。当方はこれを使っています。

参考: Volumioほーりーさん改

III. Archphile

これも割とメジャーだと思います。Volumio同様、WEB UIである程度の操作ができますが、コマンド入力が他のディストリビューションと一部異なるため、設定に苦労する部分があります。ノーマルVolumioと比較すると、音質的にはこちらの方がハイファイ志向である印象です。

参考: Archphile

IV. light MPD

日本の方が作成しています。

特徴しては、超軽量で、全ての動作をメモリ上で行っています。ストレージはNAS前提になります。USB-HDDは使用不可。また、コマンド入力による各種設定ができません。多くの項目が外部からはブラックボックスになっています。
一般的なネットワークプレーヤーがPCになったような感覚でしょうか。

音質的には解像度重視で見通しも良好ですが、僕には少しやり過ぎな感じがします。

参考: デジファイのおと

2. ファイルの書き込み

以下は、Volumio ほーりーさん改を前提しています。Light MPD以外は、ダウンロードしたファイルをマイクロSDカードに書き込む際にDD for Windowsというソフトを使用します。
ソフトを立ち上げる際は、管理者として実行してください。

参考: DD for Windows

ddforwindows
右がダウンロードしたファイル、左がカードリーダーに挿入したマイクロSDになります。<<書込<<を選択します。

3. WEB UIからの設定

先ほど書き込んだマイクロSDカードをラズパイに挿入し、電源を立ち上げます。
あらかじめラズパイにはLANケーブルを繋いでおきます。同じネットワーク上のPC(スマホ)のブラウザを立ち上げ、http://volumio.local と入力すると設定画面が立ち上がります。

volumiolocal
MENUからLibraryを選択。

volumiolocal2
USB HDDであれば、FAT32、NTFSなら簡単に認識できます。音質を考慮すると、exFATやext4の方が良いと思いますが、この場合はコマンド入力による設定が必要です。コマンド入力については後日。

NASの場合は、CIFS/NFSで読み込み可能。NASがNFSに対応しているならNFSがお勧め。こちらはWEB UI上で設定可能です。音源を更新した場合は、UPDATE LIBRARYを押せばOKです。
※僕は現状ローカルHDDのため、NASの設定は省略します。

volumiolocal3
MENUからPlaybackを選択すると、MPD Configurationの設定が可能です。この辺の設定が全てWEB UIでてきてしまうのはかなり便利ですね。

Audio Outputの設定で、I2S DAC、もしくはUSB DACの設定をします。

僕は、Mixer type – Softwareにしています。ソフト側で音量を下げるとビット落ちで音質は劣化します。通常はボリュームをマックスで使います。クライアントソフト側で何かあった時に音量下げられると便利なので。

Audio output format (resampling)はdisable
Sample rate converter – Best Sinc Interpolator
に設定しています。

バッファーは任意で。あまり短くするとハイレゾ再生で安定しない事がありますので、安定性重視で。

volumiolocal4
MENUからSytemを選択。

ここでは、AirplayやDLNA Library ServerのON/OFFができます。使わない機能はOFFにしましょう。

volumiolocal5
これは、ほーりーさん改のみの機能ですが、I2S driverの選択ができます。着眼点が凄いですね。僕は結局、通常のASYNCにしています。

再起動、電源OFFなどもWEB UI上から選択できますし、インターネットラジオなど、便利な機能があります。

次はSSH接続での設定を紹介します。

WEB UI編はこちらから間が空いてしましました。 前回のWEB UIからの設定で、だいたいのことは出来ますが、SSH(セキュアシェル)でしかでき...

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