前回はSSHでの設定を紹介しました。

前からやろうと思っていた、I2S DACの別電化をしてみました。
ガレージ感が強いのであまり効果が無かったら元に戻そうと思っていたので、とりあえず簡易的にやってみました。
Raspberry Piで、I2S DACの別電源化
普段は電源ケーブルや簡単なハンダ付け程度しか自作経験が無いので、別電源化にあたり良く分からなかった事をメモとして残しておきます。
ラズパイとI2S DACを接続する際に、通常はGPIO40ピンに直差しすればI2Sの各データと電源も供給されるようになっています。
電源供給を外部の別電源から行う場合、必然的にジャンパーケーブルを使う必要が有ります。
とりあえず失敗してもダメージの少ない安物を注文しました。送料込みで驚きの安さですが、海外から送られてきますので時間がかかります。
1. Raspberry Pi2におけるGPIOピン配列について
配線を間違えると故障の原因になりますので、くれぐれも注意しましょう。
参考: Raspberry Pi 2 Model B GPIO 40 Pin Block Pinout
この図だと下(ピン39、40)がUSB端子のある側です。
I2S DACにより使うピン端子が異なる可能性が有りますので、DAC側の仕様書を確認してください。
こちらの環境では、
Pin12 BLCK
Pin14 Ground
Pin35 LRCLK
Pin34 Ground
Pin40 DATA
Pin39 Ground
を繋いでいます。
I2S DAC側のピン配列は、直差しの時と同じになります。
DACの向きが変わるとピン配列が分かり難くなりますので、テスターで導通チェックしながら行うのが間違いありません。
2. I2S DACの別電源供給
先ほどのピン端子で言うと、電源は
Pin02 +5V
Pin06 Ground
になります。
I2S DAC側に5Vの電源を供給する必要が有ります。
電源を自作できる方は良いのですが、当方にはどうやって5Vをジャンパーケーブルで供給するか分かりませんでした。
色々と調べてとりあえず一番簡単な方法を紹介します。
まず、5Vの外部電源を用意します。DCプラグは2.1mm(センタープラス)です。
2Aあった方が間違いないですが、当方は1Aの物でも問題なく動作しています。
エルサウンドの5V/4Aとかでも良いのですが、まずは良質なスイッチング電源を用意しました。
DCプラグからジャンパーケーブルへの変換は、これを使用しました。赤が5V、黒がGroundです。
参考: DCプラグ変換ケーブル(QIメス)
3. 肝心な音質は??
今までは、フィデリックスの5V/1Aのみで運用していました。
色々と組み合わせを試して、現在は、ラズパイをスイッチング電源、I2S DACをフィデリックスにしています。スイッチング電源は、JS PC AUDIOのDCラインコンディショナー、DFS40を間に入れました。
良くいわれているように、雑味が減り透明度が上がりました。
また、5V1Aでは電力不足だったのか、別電化により力感も向上しました。
厳密な比較はしてませんが、これを聴いてしまうと100万程度のCDやネットワークプレーヤーは必要無い感じがします。
見た目以外のデメリットはなさそうです。
今後は、このジャンパーケーブルの高品質化、I2S DACの固定方法などについて検討していきます。

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