Raspberry Piでオーディオ 5. ハードウェアの強化

前回はI2S DACの別電源化を行いました。

Raspberry Piでオーディオ 4. I2S DACの電源分離化
Raspberry PiとI2S DACの別電化。分離の方法と、実際の音質について。

新しいハードウェア、Pi3の発表や、Volumio2(ベータ版)などもありますが、現状でやり残していた事をやってみます。

Raspberry Piにおけるハードウェアの強化

前回別電源化を行い、課題として残していたI2Sケーブルの高品質化、DACの固定方法について。

1. I2Sケーブルの自作

それまで使っていたのは、海外から送料込み40本200円という怪しいものです。

とりあえずその変更から着手しました。
プラグは、TJC8という規格のようです。調べると秋月電子で売っていました。
参考: TJC8ピンターミナル(メス) (10本入)

端子の仕様をみるとAWG#22?#28となっていましたので、とりあえず一番太いAWG22のケーブルも買いました。
参考: 耐熱電子ワイヤー 2m×7色 外径1.36mm(UL3265 AWG22)

端子カバーは以前買ったケーブルのものを流用しています。

プラグとケーブルが届き、いざ作ろうと思ったところ、問題発生。

プラグが小さすぎて圧着できません。ハンダでやれないことは無いですが、面倒。プラグの圧着方法について調べたところ、専用の工具が必要なようです。
参考: 【Tips】電子工作でよく使う『QIコネクタ』の圧着方法

早速、圧着プラグを購入。

面倒なので、ワイヤーストリッパーも

せっかく、ケーブルを自作するので、前からに気になっていたファインメットビーズも。
リング状になっているタイプで、ちょうどI2Sケーブルを通すのに良い太さです。

左が自作、右が40本200円の怪しいケーブル。
I2Sケーブルの自作

肝心な音質ですが、うーん、微妙な変化です。

当方のラズパイケースは、海外から購入したProto Armourという金属ケースです。
これを買った理由は見た目の良さと、サイドにケーブルを通す穴が開いている点です。

将来I2S DACを分離したら上蓋を閉められるのでは無いか?という淡い期待を持っていましたが、今回のケーブルでは端子のマージンが足りずにぶつかって蓋ができません。

本来はフラットケーブルを通すための穴のため、一般のケーブルではダメなようです。
フラットケーブルの自作はハードルが高いため、既製品を購入し、加工することにしました。

購入した既製品はこちら。
参考: 曲げてひねって、柔軟なラズパイ用GPIOケーブル

2. I2S DACのベース作成

次に、I2S DACの固定化について考えました。

ラズパイ=PCは金属筐体で囲うメリットはかなりあると考えておりますが、DACに関してはベース部分だけ作ることにしました。

理由は幾つかありますが、ベースを作ることで低重心化、中低域の力感アップが期待できること、ケースで全体を囲うのは面倒(笑)、そもそもこのDACをどれ位使うか未知数であること。

過去にオーディオ機器でも底面の素材を変更しただけで大きく音質が変わることは体験しています。

もともとI2S DACはラズパイに重ねて使う事ができるように4隅に穴が開いています。この穴を利用して固定することを考えました。
これなら、別のDACでも流用できる可能性が高いからです。
mechanicalspecB+

図面で見ると、穴の間隔は58mm x 49mmであることが分かります。

固定には、もともと重ね設置時に使っていた六角オスメスネジを流用しました。
M2.5L11を使っています。
参考: ステンレススペーサー 六角オスメスネジ

ベースは作れませんので、作ってもらいました。
製図するのが面倒なので、絵で書いて依頼しました。
その時のスケッチがこれ。製作は、日本プレート精工に依頼しました。
metal_base

現在はこんな感じ。
i2s_dac_base

感覚的には、DACのメタルベース > ラズパイ金属ケース >> I2S DACの電源分離化 >>>>> I2Sケーブル変更(ファインメット含む)という感じ。メタルベースはかなり効きますね。個人的には、電源分離化するならここまでやらないと駄目だと感じました。ベースの底面にはAKシールで固定しています。

次で最後(の予定)です。

Raspberry Piでオーディオ 6. FIDELIX製5V1A電源の追加導入
ラズベリーパイとI2S-DACそれぞれに、FIDELIX製5V1A電源を導入してみました。

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