前回の続きです。

まず、ISOイメージについて説明します。
ISOイメージは、国際標準化機構 (ISO) の定義した形式の光ディスク用アーカイブファイル(ディスクイメージ)。このフォーマットは多くのソフトウェアベンダーがサポートしている。
(途中省略)
他のアーカイブと同様、ISOイメージにはアーカイブ対象のCD/DVD/BD上(あるいは他の任意のディスクフォーマット)の全ファイルのデータが含まれる。それらは圧縮されていない。ファイルの内容だけでなく、ファイルシステムの持つ全てのメタデータとして、ブートコード、構造、属性なども含んでいる。
このような特徴から、ソフトウェアを物理媒体で配布する代わりに単にインターネットやLAN経由でソフトウェアを転送する際のフォーマットとして使われるようになった。
SACDISOとDSF、DSDIFFについて
SACDをリッピングした場合のSACDISOはひとまず置いておきますが、DSDを配信するレーベルの中には、DSFやDSDIFFではなく、SACDISOで配信するところも少数ながら存在します。
変換するのが面倒なのか、変換も含めてユーザーに任せているのかは分かりません。
ここでは、SACDISOファイルの変換方法について紹介します。
ちなみに、Foobar2000(要プラグイン)やlightMPDではSACDISOをそのまま再生もできます。
1. ISO2DSDのダウンロード
まずはプログラムファイルのダウンロードです。
当方はWIN10で行っていますが、MACやLINUX用プログラムも配布されています。
参考: ISO2DSD SONORE computer audio
2. ISO2DSDの使い方
直感で使えると思いますが、一応補足を。
出力をDSFおよびDSDIFFで選択ができます。
個人的にはタグ編集ができるDSFを推奨します。
DSDIFFの場合は、Direct Stream Transfer (DST)による圧縮された音源と、非圧縮の音源が存在します。
SACD5.1chマルチ、2chステレオなどの収録には有利です。
SACDISOをDSDIFFに変換する場合は、DST圧縮のソフトをそのまま変換するか否か選ぶことができます。
DSFファイルにはチェックの有無は関係無いはずです。
また、オリジナルのSACDISOのファイル名にラテン語などが含まれる場合、エラメッセージが出て変換できない場合があります。その場合はファイル名を書き換えればOKです。
3. DSFファイルのタグ編集
DSFファイルのタグ編集はdbPowerampでも可能ですが、Mp3tagがお勧めです。
操作方法に少し癖がありますが、慣れれば簡単です。
アルバム名やアートワークなど、アルバム単位で編集したい場合は、全曲をクリックして編集し、保存します。
トラックナンバーや曲名など、曲ごとに編集する場合は、任意の曲を選んで編集、都度保存ボタンを押します。
ここまでは、dbPowerampの方が便利ですが、DSFファイルに対して文字コードの変更がdbPowerampではできません。
再生システムによっては、文字コードによる文字化けが発生します。
WAVEファイルのタグ付とイメージ的には同じです。
Mp3tagでは
ツール → オプション → タグ → Mpeg
設定は下記の通りです。
この設定で、当方の環境ではMPDおよびDLNAどちらでもDSFファイルのタグ表示は問題ありませんでした。
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