Antal Dorati / Vienna 1908-1914

米国のクラシックレーベルとしては、RCA VictorのLiving Stereoシリーズ、そしてこのMercuryのLiving Presentsシリーズが有名だと思います。どちらも近年BOX CDが相次いで発売されていますね。

Antal Dorati / Vienna 1908-1914
Mercury SR90316
SR90316

米国の作品は、音響効果を最大限に生かすような録音が多いように感じます。3次元的な再現や、ダイナミックレンジを目一杯使ったものです。

僕の勝手な想像ですが、古くから生演奏に触れる機会の多い欧州の人たちは、音の質感、音色や響きを大切にしているのに対して、米国の場合は、いわゆるオーディオ的快感、3次元的空間、位相特性を大切にしている気がします。

スピーカーが消える、3次元的な音響再現を得意としたスピーカーは米国から多く出ています。Thiel、Avalon、Wilson Audio等です。

それに対して、欧州のスピーカーは箱鳴りを利用し、響きを大事にしている製品が多いと思います。

このレコードは、無調作品なので、まずそこで好みは分かれると思いますが、あらゆるオーディオ的な快感が詰め込まれています。空間の再現性、ダイナミックレンジともに、優秀録音の極みのような作品です。

米国のレコードは程度の悪い物が多く、コレクションする気にはなりませんが、自分の装置の限界を知る意味では面白いと思います。

僕はレコードもオーディオも欧州の方が好みです。

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