Ginette Neveu / Brahms: Violin Concerto

ブラームスはVn協奏曲を1つだけ残しています。

歴史上、多くの名演があると思いますが、その1番手に挙げられることが多いのがこの作品です。

Ginette Neveu / Brahms: Violin Concerto
STIL 0305 S48

ジネット・ヌヴーは飛行機事故により30歳の若さでその生涯を終えています。
残された録音は多くありませんが、今でも今世紀最高のヴァイオリニストとして挙げる方も多くいます。

個人的には、その作品ごとに好きなヴァイオリニストは変わりますが、1人挙げろと言われればダヴィッド・オイストラフです。

ヌブーに興味をもった最初のキッカケは、彼女がオイストラフを破って、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝していることを知ったからです。
この時2位のオイストラフが26歳に対して、ヌブーは15歳という若さです。

オイストラフは、
「2位になれたことに僕は満足している。ヌヴー嬢は『悪魔のように』素晴らしいと誰もが認めるだろう。昨日、彼女がヴィエニャフスキの協奏曲1番を正に信じられない力強さと激しさをこめて奏いた時、僕はそう思った。しかも彼女はまだ15歳かそこらなのだから、1位が彼女に行かなかったら、それは不公平というものだ」
という内容の手紙を妻に書いているそうです。

スタジオ録音、ライブ録音ともにヌブーの作品は今ではCDで簡単に入手できます。

すべてモノラル時代ですので録音は決して良くないですが、魂を燃焼させているかのような熱い演奏を感じることができると思います。

再発も無数にあります。
その中で最良の1つといわれているのが、今回紹介したSTIL盤です。

CDはフィリップス盤で持っていますが、確かにこのレコードとは音質がかなり違います。LPの方は凝縮感がなく、素直に伸びやかな音です。

入手性を考慮し、下記CDを最初にお勧めします。

イダ・ヘンデルと、イヴリー・ギトリス、ヒラリー・ハーンによるヌブーに対してのインタビューです。後半ヌブーの演奏も収められています。