Lorin Maazel / Respighi: Feste Romane, Pini Di Roma

週末に有楽町で行われた東京インターナショナルオーディオショウに行ってきました。毎年行っていますが、オーディオにおいては価格の2極化が激しく、良い物はどんどん高くなっているのが心配です。

もはや300万円のコンポーネントがトップモデルとは言えない時代ですね。そして、何年経っても自分より年下の来場者があまりいない事も気になります。10年後、20年後はいったいどうなっているのか…。

具体的な機器の評価はここでは避けておきます。

家に帰って、あまり聴いていないレコードを引っ張ってみました。完全に音質で聴いているレコードです。

Lorin Maazel / Respighi: Feste Romane, Pini Di Roma
DECCA SXL6822
DECCA SXL6822
米国の音楽誌、The Absolute Soundが選定した高音質ディスクの中の1枚としても有名な作品です。TASのリストは、何段階かに分かれていて、最上位に評価されている12枚のレコードの内の1枚です。

デッカレーベルにおいては、70年以降の作品は、レーベル面のロゴが小さくなっていて、スモールデッカやナローバンドと呼ばれています。ステレオ初期と異なり、この時代の作品は、希少性よりも内容で評価される傾向にあります。

高音質盤としては、ショルティの春の祭典(SXL6691)、メータの惑星(SXL6529)と並ぶ作品だと思います。音の厚み、スケール感においては、先の2枚よりも分かり易い、オーディオファイル向けです。それぞれCDでも、その傾向は感じ取れます。最新録音のSACD等と比べても引けをとらないと思います。アナログは別格ですが…。

話はIASJに戻りますが、とある評論家の公演で、ステレオ初期の作品をメインで掛けながら、
「私には半世紀前に録られたこれらの作品が、現代の最新録音のように聴こえます。実際には最新録音では、このような厚みのある音は聴けないでしょう。」
と言った主旨の話をされていてのが印象的でした。