70年代デッカでは人気の1枚ですね。
Benjamin Britten / Mozart: Symphonies 25 & 29
DECCA SXL6879
スモールデッカの優秀録音盤は以前にも幾つか紹介しています。
メータの惑星、マゼールのレスピーギ、ショルティの春の祭典、そしてこのブリテンが70年代DECCAにおける4大優秀録音だと思っています。
共通しているのは、エンジニアがケネス・ウィルキンソンという事です。アナログ時代に優れた録音が多いのは、優れたエンジニアの恩恵が非常に大きいと感じます。
他の3つの作品は一聴してその迫力に圧倒されます。いわゆる優秀録音を多く輩出しやすい曲だと思います。ただ、オーディオファイル向け作品においてモーツァルトは多く無いのでは、と思います。
超低域の迫力よりも、全体で濃密な世界観のある作品です。ブリテンと言えば、カーゾンとのピアノ協奏曲でも名演を残していますが、モーツァルトと相性の良い指揮者ですね。
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