Volumio2は頻繁にアップデートを繰り返しています。
都度、検証しながら使用していますが、DSDネイティブ再生ができるようになったタイミングで、SoX Resamplerによるアップサンプリングができるようになりました。
DACの種類にもよりますが、ハイレゾに対応しているDACは、ほぼ例外なくDAC側でもアップサンプリングの機能がついています。
無視していましたが、SoXのアップサンプリングは悪くないという話もあり、試してみると予想以上に良い感じです。
音質上のメリットは確認しつつも、DSDネイティブ再生ができる直前のファームウェア2.141をずっと使用していました。
原因は、Aiffのタグ情報が急に読み込めなくなったからです。
Volumioのフォーラムにもこの件はよく議論されています。
参考: 2.201, Library scan issue #1266
それが、ver2.224からようやくAiffのタグ情報が認識できるようになりましたので、久しぶりに更新しました。
クライアントソフト側でキャッシュされていただけで、Aiff問題は解決していませんでした…。verを戻すか検討中です。
Volumio2(version: 2.224)について
Aiffのタグ情報エラーはMPDのバージョンにも依存されているような気がします。
現在は
mpd version: 0.20.0
カーネル: 4.4.9-v7+
となっています。
1. SSHでアクセスする方法
少し前のバージョンから、デフォルトではSSHにアクセスできなくなりました。
ほとんどの設定はwebブラウザからできますが、LEDの消灯、USB-HDDのスピンオフ、last.fmとの連動、バッファーサイズの細かい設定などはSSHからアクセスする必要があります。
webブラウザで
volumio.local/DEV/
と入力するとSSHアクセスの可否が設定できます。
SSHの設定については、以前に紹介したものと変わりません。

2. DSDネイティブ再生とアップサンプリング
USB-DACの場合、製品に依存されますが、DoPではなく、ネイティブ再生もできるようになりました。
ここでいうネイティブ再生というのは、DoP(DSD over PCM)、簡単に言うとPCMデータにDSDを載せて再生する方式を使用しないでDSDをそのまま扱う方式を指します。
以前はPCM変換しないで再生する方式をDSDネイティブという言い方をしていたこともあります。定義が曖昧なのでややこしいですね。
最近の機械だとネイティブDSD再生に対応しているものも多くなってきたようです。
I2S-DACなど、DSD再生に対応していない場合は、ラズパイ側でPCM変換して再生することも可能です。
それなりに負荷がかかりますので、DSD64が現実的でしょうか。
DSD Playback ModeをDSD over PCM(DoP) にします。
次に、Audio ResamplingをONにします。
44.1kHzの整数倍に設定してあげた方が良いと思います。
3. YoutubeとSpotifyプラグイン
Volumio2を使っている最大の理由がこれかもしれません。
デフォルトでAirplayにも対応していますので、iPhoneの音を飛ばしたりできるのも便利ですが、Spotify(要有料会員)とYoutubeの音楽データを再生できるのは何かと便利です。
※Youtubeは動画の音声だけを再生しています。
今回はkarl Suskeで検索してみました。
自分の音源、Youtube、Spotifyの順で表示されます。
手持ちのCDをリッピングした音源、Youtube、Spotifyからそれぞれ1曲選んでみました。これらのサービスを横断してプレイリストに入れられるのが非常に便利なところです。
音質は最上とは言えませんが、利便性も大事な要素なので現在はVolumio2をデジタル再生のメインとしています。
いまさらWindowsやMACで音楽再生する気になれません。
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